こんにちは。さとしです。
先日「鬱っぽくなって前の職場を辞めた」という人と会って、少し話をしたので、その時に僕が話したことをシェアします。
結論から先に言うと
はじめは仕事が出来ないなんて当たり前。出来るようにさせられないやつが能無し
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仕事が出来ないのが悪いんじゃない
仮でその人をAさんとしましょう。
Aさんは現在24歳。鬱になった職場で働いていたのは20歳の頃とのこと。今は普通に元気なので問題ありません。
話をした時に、開口一番こんなことを言っていました。
「仕事が出来ない僕が悪いんです…」
もしかしたら前の職場を悪く言いたくなかったのかもしれません。
真意はわかりませんが、もし本当にその言葉通りに思っているのならそれは良くない思考です。
なぜならその思考状態だと、自分が出来ないことばかりに意識が向くからです。
自分が出来ないことばかりに意識が向くと、自己肯定感が下がりまくりです。
どんどん袋小路に追い詰められてしまいます。
「なんで覚えられなかったんだろう…」
「どうしてできなかったんだろう…」
「俺は仕事が出来ない…」
冷静に考えてこんな状態でいい仕事なんて出来るのか?という話です。
別に開き直れ。と言っているわけではありません。
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出来るようにさせられない上司が悪い
僕は5年間教育担当の仕事をしてきました。
後輩の育成が仕事です。
最初は失敗だらけで全くうまくいかず、自分が理由で仕事を辞めさせてしまったりもしました。
辛いです。しんどいです。やめます。
何回言われたかわかりません。
もちろん、人が減ったらその分の仕事を、自分を含めた誰かがカバーしなくてはなりません。
仕事が増える→自分の時間が減る→新しい仕事が出来ない→生産性が下がる
という、結果が生まれます。
正直な話、なんて非効率なんだと。
当然ですが、少しの時間を投資して相手に仕事を教え、相手が出来るようになれば、自分が別のことを出来るようになります。
だから、どんどん仕事を覚えさせた方がいいワケです。
もちろん教える相手に個人差はあります。
物覚えが良い奴もいれば、悪い奴もいるし、器用な奴もいれば、不器用な奴もいる。
これは僕の体感ですが「1を教えて、1を“ちゃんと”出来るようになる人」なんて全体の10%もいません。
そこは個人に合わせて自分のリソースを割く以外に方法はありません。
全員一律で教えて同じように出来るような事なんて滅多にありません。
一律でOKなのはお店のルールや、仕組みみたいなことだけです。
僕自身は5年間でめちゃくちゃ工夫しました。
それぞれの特徴、考え方、器用さ、キャパの大きさ。
色んなことを加味しながら仕事を教えてきました。
そういった個人差に合わせることが出来ず
「お前は仕事ができない」
「俺はお前の年齢の時、こんなことは出来た」
とか、ごちゃごちゃ言うやつがいますが……

仕事が出来ないのはお前だろ?
という話です。
だって、人をまともに育てることも出来ないという結果が出てますから。
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自分を責めてはいけない
出来なかったことに対して、悔しくて反省する気持ちは持っていてもいい。それが原動力となり勉強に励むからです。
だけど、出来なかった自分を責める必要はありません。
まじめな人ほど自分を責めがちですが、あなたがまじめに取り組んでいるのなら、そんなの上が悪いに決まっています。
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まとめ
ここまでAさんに伝えた事を書きましたけど、こんな風に考えるのは本当に少数派です。
90%の人間はこんな風に考えないし、考えたくもないし、下の人間を責めて終わりです。
もし、僕と似たようなことを言っている人がいたら、その人は本物です。
ぜひ、そういう人と仕事をしてください。
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