マネジメントにおいて大切にしていること

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考え方
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今日は僕がマネイジメントについて意識していることを書きます。
とてもまじめに書くので、いいなと思ったらスキやコメント、拡散してくれると嬉しいです。

元々は去年の11月に「マネイジメントに関するnoteを書いてくれ」と言われたのがきっかけです。
マネイジメントと改めて言われると、中々言葉にすることが難しくて3ヶ月くらい考え続けました。

少しだけ言葉にすることが出来たので今日はそれについて話をします。

今日話すことはこんな感じです。

考え方の基本…
・コミュニケーションは全て発信者側の責任
・相手に伝える時は小学生でも理解できるように

その上で具体的にすること…
・共通言語が通じるかどうか
・自分が求める仕事のレベルとタスクの言語化
・相手が出来る仕事のレベルとタスクの言語化

少し長くなりますがお付き合いください。

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コミュニケーションは発信側に全ての責任がある

僕は前の職場でずっと新人教育を行ってきました。
その職場だけで20人くらいは教育してきたのではないでしょうか。

元々「マネイジメント」という事は嫌いじゃなかったし、それまでの人生においてことあるごとに行ってきました。
学生時代の剣道部では中学・高校ともに部長で後輩がたくさんいたし、何かイベントがあれば幹事や、リーダーをやることが多かったからです。

そんな経験も自分の強みだと思っていた僕は、「これが出来るのは俺しかいねーだろ!!」なんて気持ちで仕事に取り組みました。

最初は何も考えずに仕事を教えていました。
しかし、結果がほとんど出ませんでした。

教えたと思ったことが出来ない。
言った通りに行動しない
伝えたことが伝わっていない
仕事が嫌で辞められる

こんなことが続きました。
教えたことがうまく伝わらない、僕より上司から怒られる、僕も怒られたくないから口調が強くなる。結果辞めてしまう。

こんな悪循環を繰り返していました。

本当に恥ずかしながら初めの方は

「仕事が出来ないアイツが悪い」
「根性がないアイツが悪い」

そんな風に考えて責任を転嫁していました。
しかし、だんだんと「それはちょっと違うんじゃないか?」と思ってきました。

と、言うのも、本来であれば新人が辞めずに仕事をガンガン覚えていき、自分は別のことに時間を使える。別の仕事が出来るようになる。
これが理想だったはずなのに、一年経っても自分は掃除機をかけ、シルバーを磨いている。

これじゃ、一年前と仕事が変わってない。という事は結果が出ていない。という現実が目の前にあったわけです。

この時に「あ。俺のマネイジメントの方法は間違っているんだ」と初めて認めました。

1を伝えて10を理解できる人間なんて、ほんとうに一握りです。体感で言うなら1~2%程度。そんな人たちは勝手に育つので、僕がここで言っているようなマネイジメントは必要ありません。

僕がここで言っているのは、それ以外の98%の人間に対する言葉です。彼らをマネイジメント出来ないなら、なんの意味もないということです。

心を入れ替えた僕は、「教育」「人に教える」「マネイジメント」といった類の本を読み漁りました。とにかく勉強しまくりました(現在進行形ですが)

その中で当時一番しっくり来た言葉が

「コミュニケーションは発信側に全ての責任がある」でした。

どんなコミュニケーションもエラーが起きたらそれは全て発信側の責任である。ということです。

目から鱗が落ちました。
僕が今までやっていたことは「教える」には到底及ばず、「伝える」にも遥かに届かない。「相手に言った」という一方通行のコミュニケーションだったわけです。

「なんでこんな簡単なこと理解できないんだよ」
「どうして教えたことができないんだよ」

こんなセリフを吐いていた自分がとても恥ずかしくなるのと同時に、本当に申し訳なくなりました。穴があったら入りたい。とはまさにこのことだな。と思いました。

コミュニケーションとは相手がこちらの意図を理解することを目的としています。

つまり、相手が理解していないのならそれはコミュニケーションではない。という事です。

そこから考え方が変わりました。

相手に“伝える”ことを大前提とする

それからは「相手が理解したかどうか?」を目的として話すことにしました。

しかし、これが予想以上にうまくいきません。
当たり前のようにエラーが起きます。

あまりにもうまくいかないので、自分にはセンスがないのだと、自分を呪いました。でも、呪っていても仕事が出来るようになるわけでは無いので、また考えました。

そんなことを考えていた時に、パッと目についたのが個別指導の塾の看板でした。

本当にボケっと「個別指導だったら、苦手なところとかその人ように教えられるから、みんな勉強できるようになるよなー…」なんて考えていたら閃きました。

「相手用に“教育”をカスタマイズする」ことを。

個別指導塾のように相手に合わせたカスタマイズ

相手用に教育のカスタマイズを意識するようになってからは、またやり方が変わってきました。

A君は頭の回転がとても早いから○○という伝え方
B君は良い奴だけど、ちょっとのんびりさんだから××という伝え方
C君には…

という風に相手の特徴毎に少しずつ伝えることをカスタマイズしていきました。

そうするとだんだんとコミュニケーションエラーが少なくなっていき、みんなの成長が見て取れるようになりました。
その頃には自分も掃除機かけやシルバー磨きをしなくても良くなってきたのです。

とはいえ、全ての事柄をみんなに合わせてカスタマイズするなんて不可能でした。

全てをカスタマイズ不可能だけど、みんなが理解してくれなければ困る。


次に僕が考えたのは「誰にでもわかりやすく伝える」という事です。

誰にでもわかりやすく伝える方法

人に物を伝えるのは、誰もが想像している以上に難しいことです。
例えば、「海」という言葉一つとっても、相手が想像する海はそれぞれ違います。

荒れ狂う日本海を想像する人もいれば
ハワイの温暖な海を想像する人もいれば
稲毛海岸から見る汚い東京湾を想像する人もいます

だから、誰にでもわかりやすく伝わるように「誰にでもわかる&理解できる言葉を使う」という事を意識するようになりました。

でも、これが中々難しい。

「駅から自分の家までの道のりを何も知らない人に教える」ところを想像するとこれの難しさが分かると思います。
ためしにやってみるとすぐにわかると思います。

駅を出て、右に曲がって、ローソンの角を…とかだと大体通じません。
そもそも、駅を出てって何口だよ?改札のこと?それとも出口?右に曲がるって右に道ないけど…?

みたいになります。

それを伝えるには
○○駅の北口を出て外に出たら、目の前にまっすぐ行く道と、右に進む道があるから右に進んで、大体100メートルくらい進むと右側にローソンが見えてきて…

といった、誰にでもわかる描写が必要になります。

誰にでもわかりやすく伝えるにはどうすればいいのか…?と悩んでいた僕が、そんな時にたまたま読んでいた本が文章術に関する本でした。
そこには「小学生でもわかるように文章を書かないと伝わらない」と書かれていました。

僕はまた「なるほど!」と思いました。
全ての説明を「小学生がわかるレベルで話をすれば相手に伝わるのか」と。

「小学生が分かるレベル=誰にでもわかる言葉」ということです。

しかし、これもやってみると難しい。
小学生に伝えることが出来る。という事は自分がそのことについてとても詳しく理解していないと出来ないからです。

例えば、「ワインとはなに?」を大人相手に伝えるなら、
「ブドウ果汁を発酵させてつくるお酒」で通じるでしょう。

しかし、小学生相手に伝えたとして、「発酵って何?」と質問されたら、今度は「発酵」を小学生相手に説明できるようにしなくてはならない。

池上彰さんが、とある番組の企画で小学生に経済(?)を教えていたけど、この経験が本当に勉強になったと著書で書かれていたのを思い出しました。

これに関しては、自分が簡単な言葉を使って説明できるようになるまで勉強することを今後も繰り返していくしかありせん。

そして、今現在に至るまで

・コミュニケーションは発信者の責任
・小学生でもわかるように伝える

この二つは僕の基本的な考え方です。

僕がマネイジメントで意識する三つの事

ここまでは僕のマネイジメントにおける基本的な考え方を紹介してきました。
ここからは、より具体的にマネイジメントについて話していきます。

僕は初めて働く人はもちろん、常に一緒に働いている人に対しても定期的にこれから紹介する三つのことを意識しています。

・共通言語が通じるかどうか
・自分が求める仕事のレベルとタスクの言語化
・相手が出来る仕事のレベルとタスクの言語化

一つずつ説明していきます。

共通言語が通じるかどうか


共通言語とは、「指定した単語がお互いにまぎれもなく、誤解なく一致している言葉」です。

例えば、「パニエ」という単語がありますよね。ソムリエのみなさんなら良く知っていると思います。

しかし、パニエとは本来「籠・かご」という意味です。
別にワインを入れる籠に限りません。

パンをサーブするのが籠ならそれもパニエだし、なにか他に籠を使っているのなら全てパニエです。

実際、僕が前に働いていたお店は
ワインのパニエ
パンのパニエ
チーズ用のパニエ
無花果用のパニエ
一口に「パニエ」といってもこれだけありました。

仮に僕が後輩に「パニエ用意しておいて」としか言わなかったら、言われた相手は「どのパニエだよ」となるわけです。(状況によって瞬時に判断する能力も必要ですが、話題が逸れるので今は割愛します)

この時点で「パニエ」だけでは共通言語と呼ぶことは出来ません。
しかし、ここで「俺がパニエって言ったら“パンのパニエの事”だから覚えておいて。他のパニエはチーズのとか、ワインのとかってつけるからね」とここで共通言語を共有しておけば、相手は迷いません。

僕が「パニエ持って来て」と伝えれば、疑いようもなく「パン用のパニエ」を持ってくるようになります。

共通言語を作っておけば、限りなくコミュニケーションエラーの数は少なくなります。

このように共通言語を作る為に「小学生でもわかるように説明」することが求められるという事です。

仕事の指示の言語化


これは残りの二つ
・自分が求める仕事のレベルとタスク
・相手が出来る仕事のレベルとタスク
これに絡めて解説します。

この二つ自体は特に難しいことはありません。
少しでもマネイジメントについて真面目に考えたことがあれば、誰でもわかることです。

そして、ここで一歩踏み込んで大切なのは、「具体的かつ明確に言語化」することです。

・自分が求める仕事のレベルとタスクの言語化

これは相手に「何をして欲しいか」「どんなことが出来るようになってほしいか」「何を勉強して欲しいか」を出来るだけ具体的に伝えます。

例えば、僕は入社一日目の若い子に指示を出すときは、
「今日はココに立ってて、何もしなくていいからお店の雰囲気だけみててね」と伝えます。

求めるレベル→ココに立って何もしなくていい
何をして欲しいか→雰囲気を見る

これだけです。具体的で明確です。

そして、帰り際に「今日はお疲れ様。雰囲気は見れたかな?そんで一つ宿題ね。明日までにフランス語で1~20までを覚えてきて。お店の中で色々と使うから。Googleで検索すれば出てくるから帰りの電車で覚えて」と伝えます。

これは共通言語を作ることと、「やってほしいこと」を明確にしています。
・フランス語で1~20まで覚える
・帰りの電車で
・Google検索を使って

ここまで具体的にすれば疑いようがありません。
こう言われた新人は今のところ100%翌日には20まで覚えてきます。


このように、自分が求める仕事のレベルとタスクを、具体的にかつ明確に言語化することがとても大事です。

・相手が出来る仕事のレベルとタスクの言語化

続いてこちら。
これも、こちら側が言語化する必要があります。
これを相手任せにすると絶対にコミュニケーションエラーが起きます。

なぜなら、相手との共通言語が無いからです。

例えば、あなたのお店はフレンチです。中途採用で25歳、居酒屋1年、フレンチ2年、イタリアン2年の経験者が入ってきたとしましょう。
彼はイタリアンでソムリエ業務をこなしていたそうです。
フレンチにいたときは基本的にはホール業務のみです。

この時に「ソムリエ経験者」と決めつけるのは早計です。
もちろん履歴書には「ソムリエ業務」と書かれていると思います。

しかし、ここは慎重にいかなくてはなりません。

ソムリエ業務をやっていたイタリアンの客単価はいくらなのか?
自分のお店の客単価はいくらなのか?
自店で扱うワインはどんなワインなのか?
ソムリエとしてどんなことをやってきたのか?etc…

こういったことを細かくヒアリングして、相手の出来るレベルを的確に言語化する必要があります。

当たり前の話ですが、同じソムリエ業だったとしても、客単価5,000円のイタリアンと、客単価3万円のフレンチでは当然仕事は異なります。

何も考えず「ソムリエ業」という抽象的な言葉のみで終わらせていたら、双方にエラーが起きるのは火を見るより明らか。という事です。

以上の理由から僕はマネイジメントをする上で
・共通言語が通じるかどうか
・自分が求める仕事のレベルとタスクの言語化
・相手が出来る仕事のレベルとタスクの言語化
をとても大事にしています。

とは言え、大前提は“人対人”であるということ


僕がここまで話をしたことはとても大事なことですが、魔法ではありません。
どこまで行ってもマネイジメントとは“人対人”の話です。

僕も人間だし、相手も人間。
絶対的に考え方や感性が合わない人も存在します。

仕事を教えるうんぬんよりも先に「人として大事なこと」を勉強するほうが先だったりもします。僕が前回書いた「重要感を持たせる」という話も、ここに通じるものがあります。

どんなにロジックを固めて仕事をしていたとしても、人間関係が破たんしていたり、全く信用の無い人間だったら、意味がありません。

ココから先はもし興味があれば言ってください。
別のnoteで書こうと思います。

まとめ


少し長くなりましたが以上が「僕がマネイジメントをする上で大事にしていること」です。

考え方の基本は
・コミュニケーションは全て発信者側の責任
・相手に伝える時は小学生でも理解できるように

その上で具体的にすることは
・共通言語が通じるかどうか
・自分が求める仕事のレベルとタスクの言語化
・相手が出来る仕事のレベルとタスクの言語化

です。
今、後輩がいる、チームのリーダーだ。来年度から後輩が出来る。
といった方々は頭の片隅にでも置いておくととても仕事がしやすくなると思います。

それでは、長かったと思いますが、ここまでどうもありがとうございました。

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