ワインのサービスをしているとお客様から

辛口のワインってありますか…?
みたいな質問を受けます。
僕たちからすると、
「え、普段自分が飲んでるやつって辛口じゃないの?
え、甘口って確かに甘口もあるけど…どゆこと!?」
と、テンパります。
なのでテンパらないように、
ワインの甘口、辛口について説明できるようになっておきましょう!
ワインの辛口、甘口はどう決まるの?
これは単純に「甘みを感じるか、感じないか」の差です。
一口に甘みと言っても、ワイン通の人やプロフェッショナル達は、
果実の感じを甘みと捉えたり、アルコールの熱量を甘みと捉えたりすることもあります。
しかし、ここで言うワインの甘辛の話は、
純粋に「砂糖っぽい甘さ=糖分」だと考えてください。
ブドウには「糖分」が含まれています。
この糖分が、アルコール発酵すると、アルコールに変わります。
アルコール発酵とは、酵母の働きで糖分がアルコールと炭酸ガスになる働きです。
わかりにくいので、
糖分→アルコール、炭酸になる。
って覚えておけばOKです。
ワインは工程上、
ぶどう果汁→ワインに変わります。
ブドウ果汁は甘いですよね?
この甘さがアルコールに変わると、ワインになる。というイメージです。
世の中のワインの90%は辛口
前提として、世の中に出回っている90%のワインは辛口です。
上にも書いてありますが、
糖分→アルコールです。
ブドウ果汁をワインにすると、果汁に含まれるほとんどの糖分がアルコールに変わります。
なので、90%のワインは“辛口”です。
じゃあ、甘口ってどんなやつやねん?
純粋に「甘い」と感じるワインです。
作り方は様々ですが、基本的には糖度を高めたブドウから造るワインのことを指します。
いくつか例を挙げると…
などがあります。
これらのワインは糖分を残したままワインになるので、
口に含んだ時に「甘い」と感じます。
やっかいなワインの存在
確かに上記で挙げたようなワインは、色も濃いですし、
ボトルの形状も変わったものが多いです。
中には普通のワインの顔をしているのに、
口に含むとちょっと甘いワインが存在します。
そのワインは主にフランスのアルザス地方のワイン、ドイツワインに紛れ込んでします。
これらのワインは一見すると違いがわからないので、
ある程度経験が必要になってきます。
ただ、「ちょっと甘いな…」という程度なので、
辛口として通じる場合がほとんどです。
「甘くないワインがほしい」と言われた場合は、
飲んだこと無い限りは避けたほうが無難です。
他に勧めることワインのない場合は、
「ちょっとだけ甘く感じる可能性があります」と、
お客様の了承を得ておくほうがいいでしょう。
まとめ
ワインの甘口、辛口について説明しました。
いかがでしたか?
この4つが今回のハイライト。
覚えておきましょう!
ちなみに第一回、第二回はこちら!


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